右:院長 龍 倫之助
左:副院長 龍 庸之助
今や、日本の医療水準は世界でもトップクラスであり、わが国ではそれを日本全国どこへいっても概ね享受することが可能な状況になったといっても過言ではないでしょう。いつ何時身体の不調を感じても近所のクリニックから総合病院、大学医学部付属病院に至るまで、24時間何らかの形で病院は機能しています。しっかりとした診察をいつでも簡単に手にすることができる世の中になりました。
このことは誠に喜ばしいことであり、「健康」の維持が比較的簡単にでき、多くの方が長生きできる条件が整ってきたのだと言えるでしょう。
さらに、最近のテレビの番組表を見ると必ず「健康に良い…」というようなフレーズを目にするようになり、それこそ昔は一部の健康番組以外では見なかったような内容の番組が目立ちます。内容ついてはなかなか詳しく描かれていますが、やや偏っている感は否めません。このため人々の身体に対する不安をかえって増長するような内容になっていると考えられます。
虎の門龍醫院はこのような世の中にあっても依然健康を手にできていない方たちのお力になれればと考えています。
当院は「神経科」の診療を50年以上にわたって行ってきております。神経科の診療は時代の流れとともに精神科、心療科、心療内科、神経内科、整形外科など疾患ごとに多くの診療科に分かれて扱われるようになりましたが、私たちはこれら「神経」にかかわる病状すべてに対応いたします。これは過去の50年以上続けてきていることです。人間の身体や精神は機械やコンピューターのように単純に数学的に整理できるものではありません。特にいわゆるメンタルな問題こそ、単純に気分だけの問題ではなくひとりの人間の活動全体に影響してきます。それをきちんと調整していきます。
当院のような特殊な診療形態の病院は敷居が高くておいでになりにくいかもしれませんが、もし、現在受けている治療であまり病状が思わしくないという方がおいでになれば、一度当院のドアを叩いてみてください。きっと今までとは違う体調の変化などに気付くことができると思います。